むちうち闘病記(56)
Sさんは、無事にC2ブロックを終えた。
私は、後頭部や頚部痛が軽減され、
左手の痺れが改善されたので、
予定通り退院することにした。
B医師は、入院期間を延長して様子を見たいようだったが、
生理が始まってしまったので、それを理由に退院させてもらった。
右側の星状神経節ブロックを1ヶ月行い、
再度入院して右側のC2ブロックを行なうことになった。
Sさんは、注入した薬液の濃度が薄かったので、
もう一度C2ブロック行なうことになった。
隣のベッドのHさんも退院して、
自宅近くのペインクリニックで治療を受けることになった。
他の患者さんとも、お互いの連絡先を交換しあって、
それぞれ自宅に帰った。
こうして、約3週間の入院生活が終わった。
脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)の疑いで入院し、
同じように長い間苦しんでいた人達がいた。
色々なハプニングがあったが、
検査や治療が受けられただけでもラッキーだったのだろう。
現在は、この病院にはB医師もF医師もいないので、
受けようと思ってもできなくなったのだから…。
この時の入院から4年も経って、
やっと全国規模の脳外科学会で取り上げられ、
2007年に診療ガイドラインが発行された。
でも、脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)について
否定的な医師がいる。
先年、女性アナウンサーが自殺をして話題になった、
線維筋痛症の治療が受けられる施設も、
東京都でさえも6箇所、神奈川は1箇所だけだ。
掌蹠膿疱症も、
タレントの奈美悦子さんが告白していたが、
診断が確定するまでに30箇所ぐらい医者を探したそうだ。
私の闘病を知り、
時々家族や友人が同じような症状で仕事や学校にいけないと、
尋ねられることがある。
ドクターショッピングを繰り返している人が大勢いる。
こういう医療難民もいるのだ。
一番社会で活躍できる世代の人達が、
医療難民になっているのは、とても残念だ。
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