「首の痛み」「後頭部痛」「肩甲骨周囲の痛み」「手のしびれ」「めまい」「耳鳴り」「飛蚊症」などと闘っている方のために、 自分の経験を元に療養生活の知恵と医療情報をお届けします。

むちうち闘病記 16


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入院生活<4>
 

 

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脳外科と耳鼻科の

混合病棟の

夜はにぎやかだ。


夜間せん妄で

叫んだり、

わめいたりする人。

耳鼻科の患者さんの

いびきも激しい。


それでも

疲れていたのだろう。

リスミー(睡眠導入剤)を

服用して、

眠ることができた。


入院2日目の朝は、

正面のおばあちゃんが

5時に起きて、

ガタガタ始まったので、

目が覚めてしまったが、

予想外に眠れたと

感じたので

安心できた。



いよいよ、

検査が始まる。

検査室に入ると、

外来で受診した

脳外科部長の

B医師が、

カルテを見ながら

座っていた。

 
若い医師が

緊張したように、

気をつけの姿勢から

頭を下げ会釈した。

「よろしく

 おねがいします」

私は

笑顔で挨拶した。


脳脊髄圧測定
(ICPモニタリング)で

腰痛穿刺を受けたが、

思っていたほど

痛くなかった。


できる限り

エビさんの姿勢をとり、

首の痛みに耐えて

脊椎間を開けようと

頑張ったのだが、

麻酔がきちんと

効いたようだ。

ほとんど

苦痛がなかったので

安心した。


ところが、B医師の

「脊髄圧は、

 むしろ高めだね」

という声が

後ろから聞こえた。


検査の

造影剤注入のために

横向きの姿勢は

変えられず、

じっと

処置が終わるのを

待っていたら、

B医師は

脊髄圧について

何の説明もせず、

その場を立ち去った。


私は驚いて、

残った若い医師に

尋ねた。

「今、先生が

 脊髄圧は高めと

 言っていましたよね」

「はい。そうです」

この若い医師は、

顔はイチローに

似ているのだが、

無表情で

笑顔を

見せたことがない。


「私は、

 造影MRIで

 脳の下垂や
 
 脳幹部の

 扁平所見が

 あったので、

 脳脊髄液減少症
 (低髄液圧症候群)の

 検査を受けに

 入院したのですけど、

 何か他に

 悪い病気でも

 あるのでしょうか?」


「いや、それは

 検査してみないと…。」

 
イチロー君は、

ますます表情が

硬くなってしまった。

私は不安で

声が小さくなった。


「腫瘍とか、

 血腫が脳幹部を

 圧迫して

 いるのでしょうか?」


「いや、それはない

 と思いますよ。

 あればMRIで

 解りますから」


きっぱりと

答えてくれたが、

やはり表情は

変わらない。


一応は

安心したのだが、

「イチロー君、

 カチカチすぎ!」

と心の中で、

彼をいつか

笑わせてみたい

と思った。


他の患者さん達も

同様に

思っていたらしい。

後日、

「イチロー君を笑わせる会」

を結成した。


私の頭は、

冷却シートをおでこに

貼り付けながらも、

そんなことを

考えていたのだ。







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ジャンル : 心と身体

2017-10-28 : 入院生活 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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